ファナック
FANUC
ファナック
FANUC
日本・創業 1972年
世間
8/10
相手
10/10
自己
10/10
卓越ライン(75)を 9 点上回る
世間
8/10
相手
10/10
自己
10/10
卓越ライン(75)を 9 点上回る
富士山麓の黄色い要塞。世界の工場を動かすロボットの王
12項目
48/60
3軸
28/30
加点
+8
NCG
84/100
加点の理由:[影響+戦略+資本] 工作機械の頭脳を寡占+利益率40%
当時の状況
1956年、富士通の稲葉清右衛門らが日本の民間企業として初めてNCとサーボの開発に成功した。この計算制御部門が1972年に分離独立し、「富士通ファナック」が生まれる。1974年には自社工場で使うロボットを開発し、1977年にロボットの量産出荷を始めた。1975年に社長となった稲葉は「研究開発と企業経営は不可分」を掲げ、技術者が率いる経営を貫いた。1984年に本社を東京・日野から山梨県忍野村の富士山麓へ移し、研究所と工場をそこに集めた。今もCNCで世界シェア約5割を握る。
テレスの所感
ファナックは「工場の中のApple」。極端な秘密主義、極端な高利益率、極端な技術集中。富士山麓の黄色い要塞で、世界中の工場を動かすCNCとロボットを作る。2011年には日本語サイトを閉じ、決算説明会もやめてIR姿勢を批判された。それでも2017年度の利益率は約34%、2026年3月期も営業利益率21.4%を保つ。強みは、自社工場がロボットで自動化されていること。1974年に自社用ロボットを作り、2002年にはロボットのセルで720時間の無人運転を実現した。顧客に売るものを、自分で使って証明する。ただ、拠点が富士山の真下に集まるのは火山や地震への弱点でもある。一点に集中する強さは、どこまで続くのだろうか。
存続の鍵
CNC世界シェア50%。ロボットがロボットを作る自動化。富士山麓の秘密主義
12項目スコア(48/60)
強みA ターゲット市場・B 課題の実在性・C ソリューション・E トラクション・F 参入障壁・H 財務計画・I 資本効率
工作機械の頭脳であるCNCと産業用ロボット。どちらも世界の製造業を支えるインフラで、需要は世界に広がる
製造業の人手不足と精度要求の高まり。1956年に民間で初めてNCとサーボを開発し、機械を数値で動かした
CNCで世界シェア約5割、産業用ロボットでも約2割で世界首位。CNCはサーボモーターと一体で売る
NC開発を率いた稲葉清右衛門が1975〜95年に社長。息子の善治を経て、2016年から山口賢治が社長を務める
CNCは2022年に累計生産500万台、ロボットは2023年に累計生産100万台に達した
CNC、ロボット、ロボマシンの三本柱。全製品の生涯保守を宣言し、顧客の工場に長く入り込む
CNC、ロボット、ロボドリルなどの小型工作機械で稼ぐ。顧客の設備投資の波を受け、景気で業績が振れる
2026年3月期は売上8,578億円、営業利益率21.4%。純資産が総資産の約9割を占める、ほぼ無借金の経営
1980年に忍野村の本社にロボット工場を建て、2002年にはロボットのセルで720時間の無人運転を実現した
1976年に東証2部、1983年に1部へ上場。2026年4月には上限500億円の自社株買いも決めた
労働人口の減少と製造業の自動化で、ロボット需要は構造的に伸びる。2027年3月期も増収増益を見込む
「ロボットがロボットを作る」。1974年に自社用ロボットを開発し、自社工場を最大のショーケースにした
