NGraphエヌグラフ
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freee

freee

日本企業·日本・2012年
67
/100

世間

8/10

相手

8/10

自己

8/10

存続ライン(47)を 20 点上回る

存続 47卓越 75
メソテース(中庸)

会計を「スモールビジネスの経営インフラ」に。Googleの元社員が日本の中小企業を救う

12項目

39/60

+

3軸

24/30

+

加点

+4

=

NCG

67/100

加点の理由:[戦略] 税制改正を成長ドライバー化、時間14年

当時の状況

2012年7月、佐々木大輔がCFO株式会社として東京都港区で創業した(2013年にフリー株式会社へ改称)。Google在籍中に、中小企業の経理がいまだ手作業やインストール型ソフト中心で、テクノロジーの導入が遅れていることに問題意識を持ったのがきっかけだ。2013年3月に「クラウド会計ソフトfreee」を公開し、銀行口座やクレジットカードの明細を取り込んで仕訳を自動化、「会計知識がなくても使える」を掲げた。2014年10月に給与計算、2016年10月に申告のソフトを出して領域を広げ、2019年12月に東証マザーズへ上場した。

Telesテレスの所感

freeeの洞察は「税制改正は成長ドライバー」という逆張りにある。佐々木大輔はGoogle在籍中、中小企業の経理がテクノロジーから取り残されていることに気付き、2013年3月にクラウド会計を世に出した。相手は336.5万者(2021年6月)の中小企業だ。消費税改正、2023年10月のインボイス制度と、制度が変わるたびに帳簿を見直す需要が生まれる。会計から2014年の給与計算、2016年の申告へと横に広げ、1社あたりの単価を伸ばす構造もうまい。2025年6月期には売上333億円で、調整後営業利益が通期黒字になった。「会計知識がなくても使える」という発想は、税理士のエコシステムも味方にした。ただ、追い風が制度頼みなら、制度が静かな年に何で伸びるのかも問われる。

12項目スコア(39/60)

強みB 課題の実在性

Aターゲット市場4/5

クラウド会計市場。中小企業は336.5万者(2021年6月)で、うち小規模事業者が285.3万者

B課題の実在性5/5

経理は手作業とインストール型ソフトが中心。佐々木はGoogle在籍中に中小企業のIT導入の遅れを問題視

Cソリューション4/5

2013年3月に「クラウド会計ソフトfreee」を公開。銀行・カード明細を取り込み、仕訳を自動化した

Dチーム4/5

佐々木大輔が2012年7月にCFO株式会社として創業し、翌年freeeへ改称。Google仕込みの製品思考

Eトラクション4/5

有料課金ユーザー企業60万超(2025年6月末・個人事業主含む)。売上は2019年6月期の約46億円から333億円へ

F参入障壁3/5

会計データの蓄積と税理士経由の導入が乗り換えを抑える。2019年にアプリストアも開いたが壁は中程度

G収益モデル4/5

月額SaaS。会計から給与計算(2014年10月)、申告(2016年10月)へ広げて1社あたりの単価を上げる

H財務計画3/5

2025年6月期に売上333億円(31.1%増)で、調整後営業利益と調整後FCFが通期で黒字化

I資本効率3/5

2025年6月末の従業員は1,901人。セルフサーブと会計事務所などパートナー経由の獲得を組み合わせる

J出口戦略3/5

2019年12月17日に東証マザーズ上場。公開価格2,000円、初日終値2,700円で時価総額約1,259億円

Kタイミング4/5

クラウドの普及に加え、消費税改正や2023年10月1日のインボイス制度開始が会計ソフト導入を後押し

L独自の洞察3/5

インボイス制度(2023年10月)のような制度変更が成長の燃料。ただし自社では起こせない追い風でもある

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