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G

グラミン銀行

Grameen Bank

ソーシャル·バングラデシュ・1983年
81
/100

世間

10/10

相手

10/10

自己

6/10

卓越ライン(75)を 6 点上回る

存続 47卓越 75
アンドレイア(勇気)

「貧困層は返済しない」という常識を覆した。返済率98%

12項目

47/60

+

3軸

26/30

+

加点

+8

=

NCG

81/100

加点の理由:[影響+戦略+時間] 43年+『返せる仕組み』発明+ノーベル平和賞

当時の状況

1974年の飢饉を目の当たりにしたチッタゴン大学経済学部長のムハマド・ユヌスが、1976年にジョブラ村で42人の女性へ計27ドルを貸したのが始まり。担保を取らず、借り手5人ほどの互助グループをつくらせ、単利で小口の融資を続けた。この実験は「グラミン銀行プロジェクト」として広がり、1983年10月、政令によって独立した銀行になった。銀行が来ない場所に銀行を作ったのである。2006年にはユヌスとともにノーベル平和賞を受賞し、ユヌスは2024年8月にバングラデシュ暫定政府の首席顧問に就いた。

Telesテレスの所感

グラミン銀行の革命は「貧困層に貸すんじゃなく、返せる仕組みを作った」こと。1976年、ユヌスがジョブラ村で42人の女性に計27ドルを貸した実験から始まった。担保なしの代わりに5人ほどの互助グループ、借り手の約97%が女性。1983年に銀行となり、1995年には寄付の受け入れをやめ、利息と預金で回る形にした。2022年には会員1,020万人、公式の回収率は97%台。貧困層の信用力が低かったんじゃなく、設計が悪かっただけ、という証明だ。ただ、回収率の数え方や年20%の金利には批判もある。経済学教授が現場に降りたからできた。勇気とは、常識の側ではなく現場の側に立つことなのかもしれない。

12項目スコア(47/60)

強みA ターゲット市場・B 課題の実在性・C ソリューション・E トラクション

弱みJ 出口戦略

Aターゲット市場5/5

金融から締め出された農村の貧困層が相手。2022年には国内の村の96%に届き、会員は1,020万人に達した

B課題の実在性5/5

担保がなければ銀行は貸さない。1974年のバングラデシュの飢饉が、ユヌスを貧困の現場へ向かわせた

Cソリューション5/5

担保の代わりに借り手5人ほどの互助グループを組ませ、単利で小口融資。信頼を担保に変えた革命的モデル

Dチーム4/5

ユヌスは米ヴァンダービルト大で経済学博士、チッタゴン大の経済学部長。理論と現場の両方を知っていた

Eトラクション5/5

2022年11月時点で会員1,020万人、公式の回収率は97.22%。似た仕組みは64カ国以上に広がった

F参入障壁4/5

借り手の約97%が女性。「16の決意」を唱和する村ごとの関係は、大手銀行には真似できない

G収益モデル3/5

1995年に寄付の受け入れをやめ、以後は融資の9割を利息収入と預金で賄う。自立運営だが利益率は低い

H財務計画3/5

2022年は10月までの利益が45.7億タカと過去最高。持続可能だが、高収益を狙う銀行ではない

I資本効率3/5

2009年頃は職員2万3,445人で787万人に貸していた。所得向け融資は年20%で、高すぎるとの批判もある

J出口戦略2/5

1983年の政令で生まれた特殊な銀行で、株式は主に借り手と政府が持つ。IPOの概念は当てはまらない

Kタイミング4/5

1974年の飢饉の直後、1976年にジョブラ村で実験を始めた。援助依存から自立への転換期と重なった

L独自の洞察4/5

貧しい人にお金を貸すのではなく、返せる仕組みを作った。出発点は42人に貸した計27ドルだった

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