IBM
IBM
IBM
米国・創業 1911年
世間
8/10
相手
8/10
自己
8/10
存続ライン(47)を 22 点上回る
世間
8/10
相手
8/10
自己
8/10
存続ライン(47)を 22 点上回る
メインフレーム→PC→サービス→AI。115年間、5回生まれ変わった企業
12項目
38/60
3軸
24/30
加点
+7
NCG
69/100
加点の理由:[時間+影響+戦略] 115年+メインフレーム→コンサル大転換
当時の状況
1911年6月、実業家Charles Flintが4社を合併させ、ニューヨーク州でComputing-Tabulating-Recording Company(CTR)が生まれた。従業員は約1,300人で、パンチカード式の集計機などを扱った。1914年にThomas J. Watson Sr.が加わって翌年社長となり、1924年に社名をIBMに改めた。その後、1964年のSystem/360、1981年のIBM PCで業界の標準をつくり、2005年にはPC事業をLenovoへ売却。今はRed Hatを軸にソフトとAIへ重心を移している。
テレスの所感
IBMの115年は「事業を捨てる勇気」の歴史。パンチカード、メインフレーム、PC、ITサービス、そしてAI。1993年には当時の米企業史上最大となる$80億の赤字を出し、外部から来たGerstnerが立て直した。2002年にPwCのコンサル部門を買い、2004年12月にはPCの業界標準を作った張本人がPC事業を約$17.5億でLenovoへ売った。Romettyの時代には5年以上の減収に耐えながら資産を入れ替え、2019年には$340億でRed Hatを買った。自分の成功体験を燃やせる経営者が何人もいたことが、この会社の強さだろう。顧客の信頼は「技術」より「IBMを選んでクビにはならない」という安心感から来ている。官僚化との終わりなき戦いは、今も続いている。
存続の鍵
自ら業界標準を作ったPC事業を、ピークを過ぎたと見るや自らLenovoに売却した。自社の成功体験を燃やす経営者を代々輩出する構造を作ったことで、115年で5回の変態を遂げられた。創業事業を捨てられない老舗が死ぬ業界で、IBMはそれを躊躇なくやる。
12項目スコア(38/60)
企業向けITは景気に左右されにくい大市場。2024年の売上は$628億で、うちソフトは前年比8%伸びた。
企業の情報処理という課題は、1911年のパンチカード集計から形を変えながら100年以上残り続けている。
技術より信頼で選ばれる。1964年のSystem/360は小型から大型までを一つの系列でそろえた最初の製品群だった。
Watson Sr.(1914年入社)、Gerstner(1993年)、Rometty(2012年)。転換期に人を得た。
米国の特許取得数で1993〜2021年に29年連続の首位。2024年も年間売上$628億の規模を保っている。
大企業との長い取引と基幹システムのロックイン。2022年時点で約15万件を持つ特許も参入障壁になる。
ハード→ソフト→サービス→クラウド+AI。2019年に$340億でRed Hatを買い、収益の軸を移した。
安定的だが成長率は低い。売上は2011年の$1,000億超から、2019年には$600億弱まで縮んだ。
大企業の宿命である官僚化との戦い。2012年から2017年まで減収が続き、投資家の厳しい批判を浴びた。
NYSE上場を続け115年存続。2021年にはインフラ運用部門をKyndrylとして分離し、身軽になった。
パンチカード、メインフレーム、PC、サービス、クラウドとAI。2011年にはWatsonがクイズ番組で人間に勝った。
事業を捨てる勇気。PCの標準を作ったのに、2004年12月に約$17.5億でLenovoへ売り、サービスへ軸足を移した。
