SpaceX
SpaceX
SpaceX
米国・創業 2002年
世間
10/10
相手
6/10
自己
4/10
存続ライン(47)を 14 点上回る
世間
10/10
相手
6/10
自己
4/10
存続ライン(47)を 14 点上回る
3連続失敗。4回目が最後の資金だった
12項目
40/60
3軸
20/30
加点
+1
NCG
61/100
加点の理由:[洞察] 「再使用ロケット」反証仮説の発端、3連続失敗中で実績ゼロ
当時の状況
2002年3月、PayPal共同創業者のElon Muskがカリフォルニア州エルセグンドで創業した。TRWで約15年エンジン開発に携わったTom Muellerが最初の社員となり、小型ロケットFalcon 1の開発に取り組む。打ち上げは2006年3月、2007年3月、2008年8月と3回続けて失敗した。2008年9月28日の4回目でようやく軌道投入に成功し、同年12月23日にはNASAから国際宇宙ステーションへの補給12便・約16億ドルの契約を得て生き延びた。2015年12月にはFalcon 9の一段目を地上に着陸させている。
テレスの所感
SpaceXは「4回目が最後」の状況で成功した会社だ。Falcon 1は2006年3月、2007年3月、2008年8月と3回続けて失敗し、Musk本人も後に、4回目がうまくいかなければSpaceXは終わっていたと振り返っている。同じ2008年はTeslaの資金繰りも重なり、本人が「最悪の年」と呼んだ年でもある。普通の起業家なら3回目で撤退していただろう。それでも9月28日に軌道へ届き、3か月後の12月23日にはNASAから約16億ドルの補給契約を取った。2004年にシャトル退役が決まり、NASAが民間に輸送を任せ始めた転換期に間に合ったのは、失敗しても打ち上げをやめなかったからだ。再使用という、業界の誰もが不可能だと見た仮説に賭け続けた胆力は異常と言っていい。あなたなら3回目の失敗のあと、4回目を打ち上げると決められただろうか。
12項目スコア(40/60)
強みC ソリューション・K タイミング・L 独自の洞察
弱みE トラクション・H 財務計画・I 資本効率
商業打ち上げ市場は限定的で、主な買い手は政府。2006年にNASAがCOTSで2億7800万ドルを出したのが最初の大口
ロケットは使い捨てで高すぎる。2004年にシャトルの2010年退役が決まり、NASA自身が次の輸送手段を持てずにいた
エンジンMerlinから機体まで内製し、Falcon 1を700万ドル前後で売る設計。再使用でコストを1/10に
TRWで約15年エンジン開発を担ったMuellerが最初の社員。ただし創業者Musk自身はロケット事業の経験がなかった
Falcon 1は2006年、2007年、2008年8月と3連続で失敗。4回目が最後の資金で、失敗すれば終わりだった
エンジンから機体まで自社で作る知見は蓄積中。ただし2008年9月まで軌道到達はゼロで、競合は国家プロジェクト
収入は打ち上げ受注で、頻度が低い。2008年12月のNASA補給契約(12便・約16億ドル)で初めて大きな柱ができた
Falcon 1の開発費は約9千万〜1億ドル。Muskの個人資産に頼り、2008年は本人が「最悪の年」と呼ぶ資金難だった
小型ロケット1機種に約1億ドルを投じ、創業から6年で軌道到達は1回だけ。ロケットは究極の資本集約型
IPOは可能だがMuskが拒否する可能性
2004年1月にシャトルの2010年退役が決まり、2006年にNASAが民間へ物資輸送を任せるCOTSを始めた大転換期
「ロケットは消耗品」が業界常識。再使用すれば航空機と同じ構造になると賭け、2015年12月に一段目の着陸に成功
